中国から役割移管 今後3年で生産4倍に
「世界最大の工場に」
三洋電機の現地関連会社、三洋ジャヤ電子部品(SJC)社は二十一日、DVDなどのディスク情報の読み取り・記録のための装置である光ピックアップを生産する西ジャワ州ブカシ県のゴーベル工業団地内にある工場で、現在年間二千五百万台(二〇〇九年四月─一〇年三月期)の生産能力を二〇一三年三月までの今後三年間で約四倍となる一億台まで引き上げると発表した。三洋の世界生産の三分の一から半分を同工場が担当する計画で、世界的な需要拡大が続く中、積極的な能力増強に取り組み、最重要拠点の一つとしての位置付けをさらに高めていく方針だ。
SJC社は二〇〇八年四月光デバイス事業部を設立し、既存の工場を買い取り、同年六月からパソコンのDVD記録用光ピックアップの生産を開始。これまでに約六千万ドル(約五十四億円)を投資しており、今後は状況を見ながら、約三年間で同額程度の投資を行うことを検討している。
パソコンのCD/DVDドライブ、DVDプレーヤー、ブルーレイレコーダーなどの光学ドライブの基幹部品である光ピックアップの大半はこれまで、日本、韓国、台湾メーカーへの輸出用として供給。今後、インドネシアの内需が高まり、取引先の進出が増えれば、国内供給も検討するとしている。
三洋は中国に二工場、ベトナムに一工場を保有し、ブカシ工場を含めて四拠点で光ピックアップの生産を行っており、全体の九割を中国で生産している。
光ピックアップの世界生産は昨年六億三千万台(三洋調べ、ゲーム用など除く)で、三洋はトップとなる全体の四割弱のシェアを占める。現在、二億五千六百万台の年間生産量(二〇〇九年度)を三年後には三億台まで引き上げ、うち一億台弱をインドネシアで生産する見通し。3D映像の普及で今後大きな成長が予想されるオーディオ用ブルーレイのピックアップの生産を今年開始し、三年以内に全体の二割ほどまで増やしていくという。
中国では、急速な経済成長と若年層の不足を背景に、労働集約型の産業で人材確保に問題が生じ始めている。三洋は、人材確保が容易で、急な増産に対応できるインドネシアに、生産拠点の役割を中国から段階的に移管していく方針だ。
SJCは二十一日、生産の本格化に合わせ、開所式を実施。ヒダヤット工業相、塩尻孝二郎・駐インドネシア日本大使、竹田和宏・三洋電機常務執行役員・電子デバイスカンパニー長、池田輝男SJC社長、取引先や自治体関係者らが出席した。竹田カンパニー長は「今までの顧客は欧米だったが、これからはアジア中心になる」と語り、東南アジア最大の人口を抱えるインドネシアには地理的な利点もあると説明。「世界一位のピックアップ工場を目指す」との意気込みを表明した。ヒダヤット工業相は「三洋のインドネシア事業を日本のほかの投資家にも宣伝してほしい」と日本からの投資誘致の起爆剤となることに期待を示した。
三洋は中国に二工場、ベトナムに一工場を保有し、ブカシ工場を含めて四拠点で光ピックアップの生産を行っており、全体の九割を中国で生産している。
光ピックアップの世界生産は昨年六億三千万台(三洋調べ、ゲーム用など除く)で、三洋はトップとなる全体の四割弱のシェアを占める。現在、二億五千六百万台の年間生産量(二〇〇九年度)を三年後には三億台まで引き上げ、うち一億台弱をインドネシアで生産する見通し。3D映像の普及で今後大きな成長が予想されるオーディオ用ブルーレイのピックアップの生産を今年開始し、三年以内に全体の二割ほどまで増やしていくという。
中国では、急速な経済成長と若年層の不足を背景に、労働集約型の産業で人材確保に問題が生じ始めている。三洋は、人材確保が容易で、急な増産に対応できるインドネシアに、生産拠点の役割を中国から段階的に移管していく方針だ。
SJCは二十一日、生産の本格化に合わせ、開所式を実施。ヒダヤット工業相、塩尻孝二郎・駐インドネシア日本大使、竹田和宏・三洋電機常務執行役員・電子デバイスカンパニー長、池田輝男SJC社長、取引先や自治体関係者らが出席した。竹田カンパニー長は「今までの顧客は欧米だったが、これからはアジア中心になる」と語り、東南アジア最大の人口を抱えるインドネシアには地理的な利点もあると説明。「世界一位のピックアップ工場を目指す」との意気込みを表明した。ヒダヤット工業相は「三洋のインドネシア事業を日本のほかの投資家にも宣伝してほしい」と日本からの投資誘致の起爆剤となることに期待を示した。


