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KPK前委員長に死刑求刑 実業家射殺事件

January 20, 2010 12:30 AM { kategori: }

 弁護団「関与疑惑はねつ造」

 昨年三月、バンテン州タンゲランのゴルフ場付近で実業家ナスルディン・ズルカルナエン・イスカンダル氏が射殺された事件で、殺人教唆罪などに問われてい る汚職撲滅委員会(KPK)前委員長のアンタサリ・アズハル被告の論告求刑公判が十九日、南ジャカルタ地裁で開かれ、検察側は死刑を求刑した。アンタサリ 被告と共謀し、殺害資金五億ルピアを提供した日刊紙ムルデカのオーナーの実業家シギット・ハルヨ・ウィビソノ被告と、実行犯五人をリクルートした元国家警 察幹部のウィリアルディ・ウィザル被告にも死刑を求刑した。被告弁護団は「被告の関与を裏付ける証言や証拠はない」と無実を訴えている。
 検察の 論告によると、アンタサリ被告は二〇〇八年五月、南ジャカルタ・ブロックMのホテル・グランド・マハカムの客室で、ナスルディン氏の第三夫人でゴルフ場 「モデルン・ランド」の元キャディー、ラニ・ジュリアニ氏と密会。有効期限が切れていたゴルフ場の会員権について話した後、ナスルディン氏が部屋に押しか け、口論となった。
 ラニ氏の証言と、ラニ氏が録音し、法廷で公開された会話の記録などから、検察側は「被告はラニ氏に性的嫌がらせを行った」と主張。その後、被告がナスルディン氏を避けるようになったため、ナスルディン氏とラニ氏が「不倫を暴露する」と脅迫するようになったと指摘した。
  暴露されるのを恐れた被告は昨年二月、シギット被告の自宅でウィリアルディ被告と三人で謀議を開き、ナスルディン氏の殺害を計画。アンタサリ被告が写真や 住所などナスルディン氏に関する情報を渡し、シギット被告は犯行資金五億ルピアを提供し、ウィリアルディ被告が実行犯をリクルートすることで合意し、実行 犯に射殺させたとしている。
 検察は、殺害動機について「KPK委員長という地位にあり、女性スキャンダルを暴露されることを非常に恐れていた」 と強調し、「ベテランの検事でもあるアンタサリ被告は、外部に漏えいしないよう周到に殺害計画を練った」と主張。KPKのイメージも失墜させ、捜査機関の トップという立場で犯した罪は非常に重いとして、死刑を求刑した。
 同事件の公判ではこれまで、実行犯五人にそれぞれ禁固十七年や同十八年が下されている。

■「有力な証拠は皆無」

  死刑求刑に対し、アンタサリ被告は公判後、「検察は警察に先立って私を容疑者に断定し、捜査を開始した。検察は当初から最高刑を求刑する姿勢を見せてい た」との見方を示し、「起訴事実を一つずつ立証していく論告になっておらず、関与を裏付ける根拠も提示していない」と論告の弱さを指摘した。
 被 告弁護団のアセガフ氏は、これまでの公判で被告の関与がねつ造されたことを裏付ける証言が相次いだことを挙げ、「ホテルで会ったラニ氏は、階下に待機して いた夫のナスルディン氏から、アンタサリ氏との会話を録音するよう命じられていた。シギット氏は、アンタサリ氏との会合の会話を録音していた。これらが、 アンタサリ氏を事件に巻き込むために仕組まれたわなであることは明白だ」と述べ、最終陳述で検察の論告に一つずつ反論していく構えを示した。















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