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蔵相解任で合意か

January 19, 2010 5:10 AM { kategori: }

大統領とバクリー氏

英字紙報道

両者とも否定

 センチュリー銀の救済措置をめぐる問題で、ユドヨノ大統領が、政策決定の責任者であるスリ・ムルヤニ蔵相を二月までに解任することで、ゴルカル党のアブリザル・バクリー党首と密約を交わしたとの憶測が上がっている。十八日付ジャカルタポスト紙がゴルカル党のバクリー党首に近い筋の情報として報じたところによると、調査権を行使した国会の特別委が追及の姿勢を強める中、大統領とバクリー党首が、スリ蔵相の解任を問題の「落としどころ」として沈静化を図り、後任にアンギト・アビマニュ大蔵省財務分析・国際協力センター所長を任命するすることで合意した可能性があるという。「怪情報」ともいえる報道に対し、大統領側近とバクリー氏は十八日、ともに同意があったことを否定。騒ぎの火消しに追われている。
 ゴルカル党を中心とした複数の関係者によると、ユドヨノ大統領は、一昨年十一月にセンチュリー銀行の救済を決定した際、救済策を決定した金融制度安定化委員会(KSSK)の座長を務めたスリ蔵相が、大統領と綿密な協議を行わなかったことに対し失望しているという。 

 後任候補として名前が浮上したアンギト氏は、蔵相副大臣に内定していたが、直前で就任が延期されていた。バクリー氏との関係も良好で、大統領側近のハッタ・ラジャサ経済担当調整相とも近い関係にあるとされる。
 スリ蔵相は、リーマンショック後の一昨年十月、バクリー一族が保有する資源開発会社の株価が暴落した際、バクリー氏(当時の公共福祉担当調整相)が主張する証券取引所の閉鎖をめぐり同氏と争ったほか、グループ関連企業の脱税疑惑で税務調査を推し進めるなど、対立関係にあるとされ、外国メディアのインタビューに対し、「アブリザル・バクリー氏は私のことを良く思っていない」「ゴルカル党の人間が私に公平で親切であることはないだろう」と発言するなど、対決姿勢を鮮明にしていた。
 両者の合意に関する報道が政界を揺るがす中、ジュリアン・アルドリン・パシャ大統領報道官は十八日、「(合意は)事実ではない」と否定。連立与党を形成するゴルカル党を率いるバクリー氏も同日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「ツイッター」を通じ、「まったくの事実無根だ」との声明を発表した。
 インドネシアの経済改革の象徴とされ、国際社会の信頼も厚いスリ蔵相が、センチュリー銀救済の決定を問題視され、窮地に立たされていることについて、内外の金融関係者から懸念の声が上がっており、地場系パラミトラ・アルファ証券のパルドムアン・シホンビン調査部長は「マーケットは、救済が適切だったと判断している。インドネシアに危機が波及しなかったのがその証拠だ。大事なのは報告をしなかったとかいうことではなく、(危機を防ぐという)目的が達成されたかだ」と市場はスリ氏を支持しているとの見解を表明。
 一方、スリ氏の更迭は規定路線として、市場関係者に受け止められているとの見方も上がっている。















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